(つづき)あなた方の業は今消えゆかんとしているのです。
しかし、消えゆく業が烈しい悲惨事を人類に与えてゆくか、神の恩寵によって、明るい平和のうちに消え去ってゆくかは、今、あなた方一人一人の世界平和の祈りによって定められるのであります。
人類一人一人の背後には、祖先の代表の守護霊と、絶対神の分かれの守護神とが、しっかりあなた方を護っていて、あなた方の本心の光を導き出しているのです。
あなた方にとっては、その守護を信じ、その守護に感謝しつつ、たゆまざる世界平和の祈りをつづけてゆくのが最上の生き方といえるのです。
そして、その祈りの中からあなた方の、その日その日の最上の生き方が自ずと行じられてゆくのです。
そのことは私自身、実にはっきりと、日々その効果を味わっているのですから、疑わずやってください。
すべての国家の政策も、そうした世界平和の祈りの中から生まれてくることを、私は確信しています。
それでなければ、一切の宗教信仰は無に等しいのであります。
今や、個人はそのまま国家につながり、人類につながるものであり、それはすべて神のみ心の中にあるものであることを強く認識しなければなりません。(後略)
五井昌久著『平和を呼ぶ声』より