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神さまの愛

世界平和の祈りによって、自分の自我欲望をいっぺん神さまの中へ捧げてしまうと、神さまのほうから愛の光、慈愛の光が流れて来て、それが肉体的に人間的に働くと、神愛、情愛というか、執着でない本当の愛になってくるんです。

私なんかもそうなんですよ。みんな一人一人来ると、百パーセント愛するんです。この人もかわいい、この人もかわいい。ところがそのかわいいというのは、普通いう、かわいい、ほしいというのとは違うんです。「この人が立派になりますように」とか「この人が幸せでありますように」と思います。それは愛なんです。(中略)

自分はこれだけ愛してやったんだから、これだけ何してやったんだからあの人からお返しを、なんて思いやしないです。ただやりっぱなしです。与えっぱなしです。それが神さまの愛なんです。その神さまの愛をもって、なんでもなくそのまま生活している集団が、金星人やなにかなんです。

五井昌久著『私に荷物を預けなさい (聖ヶ丘講話)』より