スポンサーリンク

天に心を向けて生きよう

真摯な愛の祈りと、無邪気な明るさ、運命を信じる楽天、こうした要素が、神に通じる心であり、いかに祈っても、邪気ある心、暗い心、不安の念(おも)いなどがあっては、神の心に触れることはできない。

不安の心多き人、暗い心の人は、常に天を仰ぐことを実行するがよい。
天からはいつも陽気が降ってくる。
たとえ雨や曇の日であっても、天に心をむけることが大事である。

天に心をむけると、いつの間にか、心が軽く明るくなるものである。
そして次のように祈るとよい。
“神様、どうぞ私の心に愛を充実させたまえ、どうぞ、私を愛深い私にならしめたまえ”と。

その祈りを毎日かかさずつづけていることは、細かい種々な願いごとをする神詣、仏参りより、はるかに、はるかに、その人を高い境地に導いてくれるものである。

五井昌久著『神と人間―安心立命への道しるべ』より