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地球人類が昇格する時(後半)

(つづき)業想念というものは、
必ず消えるのです。

消えてゆく姿で世界平和の祈りを
つづけていれば、どんな人でも、
どんなに業が深かろうと、厚かろうと、
必ず業想念は無くなってしまうんです。

ただし、早く無くなる人と、
遅く無くなる人とがあります。
それが過去世の因縁で違うんです。

違いますけれど、
どんなに遅くなっても、
やがては無くなってしまうのです。

どうせ罪悪深重の凡夫なんだ、
いくらどうやったって悟れないんだ、
ダメな人間なんだ、
というだけではいけません。

人間は罪悪深重の凡夫、
それもけっこうです。
本当なのですから……。

業が深くて、善いことより
悪いことのほうが多いように見える、
そういう娑婆です。

しかし、それは
あくまで消えてゆく姿です。

浄土門的にいえば、阿弥陀さまの中に
そのままもっていってしまって、
阿弥陀さまの光を改めて
いただき直しさえすれば、
やがてはみんな
阿弥陀さまの子になるし、
神の子になってしまうのです。

業想念は無くなるに決まっている。
ですから、そういうことを
改めて想い直して、消えてゆく姿で
世界人類が平和でありますように、
とやっていさえすれば、
必ず自分は立派になるに決まっている、
という確信をさらに深めて、皆さん、
生活していただきたいと思います。
(おわり)

五井昌久著『我を極める―新しい人生観の発見』より