(つづき)この間も、掌の上に、玉をコロコロ転がしていらっしゃるから、宝珠の玉かと思って見てましたところ、紫や緑や大変キレイに光って、クルクルと廻っているんです。
そしたら先生、ちょっとおひげを外して、玉を一生懸命磨いていらっしゃるんですね。
“ああ、先生のおひげは、ああいうことに役立つんだ”とよく見ておりました。
その玉は地球なんです。
掌にコロコロ転がして、地球を磨いていらっしゃるんです。
ホコリを一生懸命はらっている。
そしたら、ポッとおひげをまたつけた。
あれから先生のおひげをちょっと引っ張ってみたくなっちゃう(笑)。
昔よく子どもに、“どうして先生おひげをつけていらっしゃるの”と聞かれますと、“おひげをつけていらっしゃれば立派でしょう”、“だって、猫だって犬だってひげがあるよ”と言われて困ったんですけど、先生ネズミをとるためのおひげじゃないですけれど、やっぱり地球を磨くために(爆笑)、初めて先生のおひげのお役の立ち方がわかったのです。
いろいろ私は面白い、不思議な、有り難い夢を見るんです。(つづく)
五井昌久著『講話集〈2〉みんな救われている (講話集 2)』より