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世界平和の形、未来の世界(前半)

質問
五井先生のおっしゃる世界平和というのは、どういう形になるのでしょうか?

回答
人類すべての潜在意識に神のみ心がそっくりそのまま入ってしまう、そういう世界がやがてくるわけです。(中略)我々のやっている運動というのは、世界平和の祈りによって、潜在意識をすっかりと神のみ心に変えてしまうということです。

天に神があり、地に人間がありますが、天と地がすっかり一つにつながる、神のみ心でつながってしまう、そういう世界をつくるための世界平和の祈りなのです。

個人個人といたしましては、毎日、平和の祈りをしながら、自分の心の中、潜在意識をきれいに愛の想い、調和の想いに変えてしまわなければなりません。

この世に人間が生まれてきたのは、神のみ心を現わすために生まれてきたわけですが、そのための消し合いもあります。過去世に積んできた、神を離れた想い、業が潜在意識にいっぱい溜まっています。それを消すために生まれてきたと同時に、しかも神のみ心を現わしてゆく。

言い換えますと、潜在意識がきれいに洗われてしまえば、自分の平和は出来上がるわけです。そういう人が多くなればなるほど、力が増してきて、世界は本当の平和になる。

それでどういう形になるかというと、中がからっぽの円型のピラミッド(円錐型)になる。神さまのみ心が中にあって、空、そして一番てっぺんに政治をとる人、釈迦やキリストのような人が中心になって、お互いの意思を交流しながら政治をとる。あと、霊の高さに従って裾野が広がったものになる。第一段は7人だと思う。次に14人……・と、円型のピラミッドの形をとって政治が行なわれてゆく。

その時は国があるかないかわかりませんけれども、政治で行なわれた事柄が世界に対して誤りがない、つまりこちらの得になるけれど、あちらは損だというような、そういう政治は行なわれない。すべての人々にプラスになるような政治が行なわれるわけです。

それは人間の心では出来ない。神のみ心そのものになった人たちが集まって出来る。その時は一般大衆も神のみ心に合うような、きれいな心の持ち主になっている、ということです。

皆さんは世界平和の祈りを何気なくやっていらっしゃるけれども、実は本当の世界、地上天国を創るための先達(せんだつ)として、魁(さきが)けとして世界平和の祈りを祈っているのです。

祈っていて、皆さんの潜在意識がきれいになってゆく、浄まってゆくに従って、そういう人が倍加して、世界中に平和が満ち満ちるわけです。(つづく)

五井昌久著『質問ありませんか?〈2〉聖ケ丘講話』より