(前略)私は、この教えを説いた人は偉い人だと思っているんですよ。(笑)
それは、この肉の身の五井昌久が説いたわけじゃない。ここに来ている神さまが説かせるわけです。私は説かされただけ。
皆さんはそれを行じるわけですね。だから、説いた私も行じる皆さんも同格です。
講師の先生方が消えてゆく姿を説いているのを聞いていて、どなたが説いたか知らないけれど(笑)いい教えだナ(笑)、と聞いていたんです、私は。
私も一生懸命やっているんです。自分で説いていながら聞かされているんですよ。
教祖とか創立者というものは、自分で教えを創って自分で説くのではないのです。神さまのみ心が伝わって来て、この肉体は器になって説くのですよ。
だから、自分自身も教わっているんですよ。教わりながら行じているのです。自分も行じなければ何もならない。(後略)
五井昌久著『我を極める―新しい人生観の発見』より