皆さんは恐らく、例えば百万の力があったとしても、出してるのはたった三か五なんですよ。
百万分の三か五しか力を出していない。それで自分はいっぱしやってるつもりなんです。
だから一番最初に言いたいことは、神を信ずるとか、五井先生を信ずるとかいうより先に、自分自身を信ずることなんです。
自分自身には力があるんだ、自分は神の子なんだ、自分は神の分生命だから、悪いことがある道理がない。あったとすれば、神さまを離れていた時の自分の想いが、いわゆる消えてゆく姿として現われているので、それを知らない前の業が現われているので、自分が神の分生命と知ったその日からは、業はないんです、ほんとうは。
それを信じないといけません。(中略)神さまの世界は完全円満であって、自分は神の子だから素晴らしい能力があるんだということを信ずることなんですよ。(後略)
五井昌久著『我を極める―新しい人生観の発見』より