(前略)病気も不幸も貧乏も、
怒りも怨みも妬みも嘆きも、
そんな思いもそのままみんな、
神さまの中に投げ入れてしまうのです。神さまの大光明の中で、
すっかり浄化していただいて、
光明として再び自分のもとに
かえしてもらうのです。世界平和の祈りは、
自己と世界人類とを、
まったく一つのものとしての
祈りなのであって、
大乗的、菩薩的祈願なのであります。この祈りの中には、
守護の神霊の光明が、
寄り集まって輝きわたっているので、
いかなる不幸も災難も取り除きうる
力があることを知ってください。世界人類が救われること、
それは自分が救われることと
まったく一つのことであり、
自分が真実に
安心立命の境地になること、
それは世界人類の平和に
直接働きかける
大きな力となるのであることも
改めて信じてください。数多の守護の神霊が、
世界平和の祈りをしている
あなた方の背後上方で、
光明に輝いている姿を、
今にあなた方も、はっきり
肉眼で見る日が来るでありましょう。
五井昌久著『宗教と平和』より