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生き方について⑤(完)

(つづき)
自分が良い立場良い心で
良いことをしているのに
向こうが自分に意地悪したり
ひどいことをするということは
実は過去世において向こうに
同じようなことをしていたんだ

それが今返って来ているんです
それは法則なんです

それをいつまでも
繰り返していると
いつまでも争いの波が
おさまらなくて
やったりやられたり
やられたりやったり
輪廻してゆくわけです

そこでそういうものは
どんなに自分が立場が
良かろうと悪かろうと
自分の心を乱すことは
いけないことだ
相手を傷つけることは
いけないことだ
ということにならないと
真実の世界平和が
この地球界には出来ないんです

それを私たちは
やろうと思っているんです

自分が良いことをしている
ということは
徳を積んでいるのです

向こうがひどいことをした場合
こっちが怒っちゃったら
せっかく積んだ徳が
そこでマイナスに
なってしまう

いいですね
徳を積んだときには
光を出しているんだから
光が向こうへ
必ず入ってゆくわけです

それなのに向こうが
逆のことをしてくる
ということは
こちらの本心を
より開いてくれるために
神さまが業を
早く消してくれるために
向こうがわざわざ
悪いふうに出てくるわけなんです

そうすると徳を積んだ上に
そこでまた
あゝこれは消えてゆく姿なんだな
向こうの天命も
こちらの天命も
ともに完うされますようにと
世界平和の祈りの中に
入ってしまうと
徳を積んだ三倍も十倍も
パーッと本心が広がって
開いてゆくのです

一ぺんに飛躍して立派になるんです
(おわり)

五井昌久著『大決意
』より