(前略)
ただ祈っていればそれでよい
というのではなく、
祈りを根底にしての日常生活は、
いつの間にか、
不平不満や争いの想いを超えた
明るい気持ちになっているという具合に、
自己の行動として外に現われてくるのです。
祖国愛の気持ちも、
人類愛の気持ちも、
世界平和の祈りをしていると、
いつの間にか強くなってきて、
ただ自己の日常生活だけに
追われている人とは全く違った、
高い人格的雰囲気を
持つようになってくるのです。
(後略)
五井昌久著『直言・提言・進言』より