キリスト教的にいう、最後の審判の日に、どれだけ多くの人が永遠の生命を得てゆくか、神と人間との真実の関係を知り得てゆくか、私はそういう人の一人でも多かれと、道を説きつづけているわけなのです。
最後の審判とは、この人類が高次元波動体に変貌する日のことであって、予言では多くの人がその波動に達せず死んでゆく、ということになっているのでありますが、そのためにこそ私たちの世界平和の祈りが生まれたのであり、宇宙子波動生命物理学が生まれ出てきたのであります。
これはキリストの再臨と等しきことなのであります。キリストということを、イエスという肉体人間だと思ってはいけません。イエスが真理を現わしたときがイエスキリストなのであり、釈迦も老子も法然も道元も、実はみなキリストを現わし得た人々なのであります。(中略)
現在でもいろいろな立場で、地球人類の指導者が現われております。(中略)私どもは、世界平和の祈りを根底にした宗教活動と、宇宙子波動生命物理学という科学の道とを一つに結んで、宗教と科学の実際面での一体化の働きをしているのであります。
ただ単に言葉の上だけの宗教と科学の一体化というのではなく、実際上での一体化なのです。
これが私どもの天命であります。
五井昌久著『日本の心』より