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喜べる心を養おう(後半)

(つづき)若いうちは、体を動かさなければ楽しくないです。そこにどうしても差があります。

ですから、お母さん方、お祖母ばあさん方よ、若い人たちの楽しみを、「何であんなことして楽しいんだろう、ボーリング?玉ころがして何がうれしい?」なんて言わないで、「それはそれで、若い人は楽しいんだな、夜遅くまでやっているのも楽しいんだな」と思わなければいけませんね。

テレビやラジオやレコードの音を大きく大きくかけられると、私は震えがくるくらいです。

ところが、若い人は大きくかけないと、聴いた気がしないという。年代の相違というのはありますね。

年代の相違も、お互いが譲り合うとか、譲り合えなくとも、憎み合わないという気持ちになると、傷つけ合わなくともすみます。

ですから、私の言いたいのはどんな時にあっても、どんな立場にあっても、どんな環境にあっても、心が動揺しない、揺るがない、感情に負けてカーッとならない、もしなったら、すぐそれは消えてゆく姿と思えるような、そういう練習をお祈りの間になさるといいですね。

祈りというのは、そういうことが備わっているんです。(後略)

五井昌久著『悠々とした生き方―青空のような心で生きる秘訣 聖ヶ丘講話』より