(前略)人間というものは肉体としては、被造物の側にあるのですが、霊性としては、造物主の側にあるのです。
そして霊性の側の人間というものは、内面的には直霊、分霊、外面的には守護霊、守護神として、宇宙の運行にもたずさわっているのです。
ですから、人間が肉体人間としての側から、霊性の人としての立場に自己を置くことによって、いかようにも自己の運命を変化せしめることが出来るようになるのであります。
人間という者は肉体ではない、肉体というものは一つの器であり、場所であって、真実の人というものは、神霊の体なのである、と知ることが大事なのであります。
五井昌久著『愛・平和・祈り』より