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色即是空と平和の祈り(前半)

(前略)色即是空の色というのは、”もの”という意味です。

本当の姿と偽りの姿とが混ざっているものです。

その色が即是空で空になると、今度は空の中から空即是色となって、空は即ち光なり、色が本当の姿の現われだけになる。

神さまの智恵、本当の働きがスッと出てくるんですよ。

空になって自分の想いを全部投げ出した途端に、大神さまの光がそのまま入ってくるんです。

パッとひらめいてわかる場合もある。

今すぐひらめかなくたって、やがてだんだん現われて、いつの間にか、自然法爾に神のみ心のままに動いている自分になるかも知れない。

そこで、色即是空、空即是色と二つつながっているんです。

その一番易しい方法は何かというと、世界平和の祈りなんです。

なぜ世界平和の祈りがいいかというと、世界平和の祈りというのは、自分のことを思ってるんじゃない。

”世界が平和でありますように、みんなが平和でありますように、大調和しますように”という想いが、”世界人類が平和でありますように”という祈りでしょ。(つづく)

五井昌久著『空即是色―般若心経の世界』より