ここで皆さんにもう一度深く考えてもらいたいことは、宇宙には地球以上の星がたくさんあるということです。
その星々にはそれぞれの人類が住んでいて、地球など及びもつかぬ文明文化の世界で生きている星々があって、地球を救おうとして、その星の人たちを派遣してきていることです。私はその事実をはっきりと知っており、その宇宙人たちと一つ立場に立って、地球の滅亡を防ごうとしている者なのです。
米国が強大といい、ソ連(現ロシア)や中国の力が強いといっても、秀れた宇宙人の科学力の前には、手も足も出ないのですが、地球人類のほうで、真剣にその援助を頼まなければ、宇宙人も容易に働くことが出来ません。
私たちは地球滅亡の根源である武力での戦争というものを防がなければ、どうにもなりません。そして、各国の本心を開発させるのです。
それには、そうした武力以上の調和力が必要なのです。その調和力は神のみ心の中にあるのです。そして神々は救世の大光明として、また宇宙人の科学力として、私たちに働きかけてきているのです。
祈りによる世界平和運動はこういう背景があって行なわれているのであります。私が絶対他力として、自分の心身を捨てきって、神霊の世界の中に心身を投げ出した時、私は大きな力として甦(よみがえ)り、多くの人に力と光明を与える立場になることができたのです。
日本が今、他力に徹して、神のみ心に祈り心で結ばれてゆくならば、武力を制し、天変地変を鎮める大きな素晴しい力を神々から与えられるであろうことを、私は深く信じております。
五井昌久著『平和を呼ぶ声』より