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死後の自分について

質問
霊界のことをお尋ねしたいと思うのですが、肉体がなくなってあちらへ行くということは、何が行くんだろうな、想いが行くんだろうか、幽体をつけたままの本心が行くんだろうか、と考えるんです。Eという男が赤ん坊から今八十歳というおじいさんになっていますけれども、この私というものが肉体がなくなってもあるのかどうか。その辺のところがよくわからないのですが……。

答え
Eさんも七十何歳かで私の教えにふれましたね。いつも消えてゆく姿で世界平和の祈りをしている。だから、前の業が消えていってしまって、あとわずかだけ残っているわけです。わずかだけれど、想いとしては今までの過去のことが記憶にあるから、人間はこうだ、肉体だな、とこう思っている。

話としては、霊界があり、神界があって、亡くなればあの世へ行くということもわかっているわけですね。それでいて邪魔するもの(業想念意識)がまだあるのです。それが今のEさんなのです。

あなたが肉体を離れるような場合は、守護霊守護神さんを思っていますし、五井先生がちゃんと応援していますから、邪魔なものをピーッと一遍にきれいにしてしまうんです。きれいにしてあの世へゆくのです。

そうするとEさんというものが全然変わってしまうのです。そして、あなたがいつも一番いい境地というものがありますでしょ。統一していて一番いい気持ちになっているとか、愛が深くなっている時もありましょ。そうしたあなたの一番心のいい状態がそのままずーっとつづくんです。

それからもう少し霊界につづいている(心境が深まってゆくことの意)と、その境地がもっとひろがってゆくんです。もっともっと愛も深くなるし、光も強くなってゆくし、自分が拡大してゆくのです。

現在のあなたの心境は玉石混交で、つまらないなと思うこともあるでしょうし、家内が子供が……・・何やってるんだと思うこともあるでしょうし、あのヤロウと思うこともあるでしょう。

それが、あなたが霊界に行くときには、そういうものが全部消えてしまうんですよ。だから、あなたの一番快い状態、一番いい状態が霊界へ行ったらつづく、とこう思いなさい。

霊界というのはそういうところです。おわかりになるでしょ。
だから安心していらっしゃい。

五井昌久著『永遠のいのち―本当の自分に出合う 聖ケ丘講話 (聖ヶ丘講話)』より