問31
竜神というのはいわゆる自然霊なのでしょうか、動物霊なのでしょうか?答
心霊研究家や霊的な人が、よく竜神という言葉を使います。竜というのは想像上の存在か、実際の存在するものか、ということも問題になっていますが、やはり実在するのです。竜というのは霊身です。肉体的なものをもっていないわけです。(中略)話だけではなく、本当にあるんです。霊眼で竜をみる人は随分います。ですから、竜神というのは動物ではありません。要するに霊界の生物です。
どういう役目をしているかというと、流れを司っている。竜という発音の通り、流(りゅう)、流れです。
しかも、人類に非常に関係ある存在で、人類守護の働きをする。人類を守るための浄化、浄めの働き、それが竜神の役目なのです。そういう意味で、天候のことも司っています。(中略)
竜神は宇宙の浄めをし、人間の浄めもしています。浄めるということはどういうことかというと、常に流れていることです。
例えば、血は体を循環して流れています。常に流れていればきれいになっていますが、それが滞ると汚れてくる。川の水もそうです。急流はきれいです。浄化されています。ところがいったん滞ると、ごみがたまり、水が汚れてくる。
社会もそれと同じで、社会の動きを止めてしまってはいけない。流れてゆかなければいけない。それを流れを止め、社会を混乱におとしいれて、不調和な現象を出す、あばれて人に不快な感じを与える。
竜神の働きとはまったく反対に汚すほうになってしまったら、どんな理屈があろうと、そういう行ないは人間としてはまるでお粗末。私どもの世界平和の祈りの活動は、世の中を浄化する、幽界をきれいに掃除する活動です。
竜神をはじめ、浄まった存在とともに浄めてゆく、救世の大光明の活動です。ですから、とても大事な働きなのです。
五井昌久著『質問ありませんか?―聖ケ丘講話』より