（前略）私が目指している
宗教の道というのは、
常識はずれの人間をつくるのではなく、
当たり前の常識ある
日常生活をしながら、
しかもその心の中、
その行ないは常識を超えて、
素晴らしい響きを立てている、
普通の人の及びもつかない
世界人類を救うという仕事をしている、
そういうような人間に、
すべての人々を仕立て上げたい
と思って、
自分が見本を示しているのです。一人や二人の天才を
つくり上げるのではなく、
多くの人がいつの間にか、
今までの肉体人間の波動と異なった
霊波動、神霊波動の響きを
立てている人間、
自分が気づこうと気づくまいと、
神霊波動の響きを立てている人間に、
自然になってゆくという形、
方法をつくり上げたわけです。
（後略）
五井昌久著『我を極める―新しい人生観の発見
