自己をかばうために他人の能力をけなしつけ
自分の手柄を誇るために他人の悪を責め立てる
そんなちっぽけな人間に
君たちはなってはいけないひとにはそれゞれ欠点もあるが
その人なりの長所が必ずあるもの自分の失敗は消えてゆく姿
他人の嫌な行為も消えてゆく姿欠点はすべて消えてゆく姿とみて
人間神の子の本体をつかみ出そう人がほめられる度びに
自分の心が喜んでいられるような
そんな広い心の人間になろういつも他人の幸福を祈り
世界人類の平和を祈りつゞける
光り輝いた
そんな人間で生きつづけよう
五井昌久著『純白―五井昌久詩集』より