(つづき)どんなに偉い宗教家が出ても、どんなに偉い政治家が出ても、人類の滅亡を救うことは出来ません。アメリカに宇宙人が出ても出来ません。
ソビエトに出ても出来ません。ソビエトが全部本当に平和ということになったら、かなり良くなるけれどそんなことは考えてはいません。とにかく共産主義で全世界を制覇、制圧しようと思っているのだからね。ただ平和、平和なんて甘い言葉だけをいっているに過ぎないんですよ。
だからソ連に期待することは出来ない。といってアメリカに期待出来るか、アメリカもやっぱり自分の国を守りたいんだし、期待は出来ないのです。
いかにアメリカに偉い人が出て来たって、ソ連に偉い人が出て来たって、権力を握っている人達がつぶしてしまいますからだめです。肉体人間ではつぶされます。
つぶされないものは何かというと、力を持った肉体界、地球界以外のものじゃなければだめだということは、ハッキリしていますよ。
それで実際にやるのは誰かというと、地球人がやるんですよ。日本人がやるんです。日本人がイニシアティブをとって、アメリカとソ連を和解させるよりしようがないですよ。
そういうことを私達がやることになっております。その日が近くなっています。だから皆さんがそれにふさわしいような人間にならなければだめなんですよ。
うちの夫は道楽で、うちの家内はだらしがない、うちの息子は、うちの嫁じゃだめ。そういうことはもうどうもでもいい。地球が亡びるか亡びないかの境に、そんなことはどっちに転んだってたかがしれている。
文句をいったってそんなもの聞き流しておけばいい。そんなことの時代じゃなくて、もう本当に地球人類を救わなければならない。
宇宙人は個人個人を救おうなんて思ってませんよ。地球全体を救おうと思っているんです。
個人個人を救うのは守護霊です。ですから、宇宙人は地球全体の救いに関係ないものは、みんな無視してしまうんですよ。
今はまず自分のことはさておいて、世界人類を救うために宇宙人と協力する、宇宙人に手助けを願う祈りをしなければならない。
そこで〝宇宙人よ、さあどうぞいらっしゃって下さい、私達も清らかになりますから〟という祈りをしてもいい、ということになって来たわけなのです。(後略)
五井先生のお話『白光誌1961年10月号』より
※ 世界情勢に関するお話は、昭和36年当時のものです。