(前略)問 祈っているのは本心でしょうか?また守護霊守護神に感謝しているのは、本心でしょうか、業生のほうでしょうか?
答 祈る本体は本心です。
自分のいのちそのものが祈るのです。
祈るということは、いのちが開くということですから、本心、本体というものは、光り輝いているものですから、本心がこの世において、よけいに開いて働けるということです。
この世の中は業生に満ちていますので、業生の波に押されて、縮まった働きしかできないわけです。
それが祈りによって本心が開き、大きく働けることになるのです。
もっと言いかえれば、祈りによって、この世に働いている本心の光が、天の光とつながるということです。
そうすると、間断なく天(いのち)の光が流れてくる。
それによって大きな働きができる。自分の持って生まれた天命が完うされるのです。(つづく)
五井昌久著『内なる自分を開く―本心開発メソッド』より