(前略)
自分では全託している
といっている人が、
知らず知らずに
自我の想念で行動しているのを
よく見かけます。
その人自身は全託だと
思い込んでいるのでしょうが、
こちらからみると、
神のみ心による行為でないことを、
いったりしているのを
よくみかけます。
ですから、
自分では全託している
と思い込んでいる人でも、
自分の想念行為は常に
反省してみる必要があるのです。
思い上がった宗教信仰者ほど
嫌味なものはないのですが、
反省のない全託への道なども、
それと同様になりがちです。
(つづく)
五井昌久著『宗教問答 (続)』より