(前略)
宇宙人の心には、自分だけの損得などという想いはかけら程もないのです。
自分の心の動きは、それは常に天命に適ったものであって、光そのものであるのです。お互いがそうなのですから、お互いが一つ一つの天命として、分かれ分かれに成し遂げてゆくわけなのであります。
仏陀キリストの集まりともいうべきなのです。
こうした宇宙人の偉大な心境も、一朝一夕で生まれてきたものではなく、地球人と同じような、光と業想念の混合していた世界に住みついていた時もあったのですが、より秀れた星の世界の宇宙人の援助で、今日の金星の宇宙人が誕生したわけなのですから、地球人もそうした宇宙人の援助によって、いくらでも偉大なる心的進化も望み得るわけです。
(後略)
五井昌久著『宗教問答 (続)』より