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無明を破る方法②

(つづき)深い深い闇の中で、小さなロウソクの灯ぐらいをつけたって、向こうのほうは見えやしません。懐中電灯の灯でも見えません。 太陽のような光が届かなければ、すっかり見えませんし、闇はとけません。太陽が出れば、闇はとけてしまいます。(中略) ...
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無明を破る方法③(完)

(つづき)そういう教え方は三界の顛倒(てんどう)夢想した、逆さまの想いの中の、業のやり方であって、それでは救いにならない、と私は言うのです。 これは、私が散々やってきた末の発言です。 ではどうしたらいいかというと、そういう、三界はダメだ、ダ...
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人を蔑み見る信仰心になっていないか?(前半)

(前略)”いい人”と、自分で思い込んでいる人がある。「自分は生まれてこの方、悪いことをしたことがない」という人がいます。「私はいい人間なんだ、仏さまも拝むし、神さまも拝む、いい人間なんだ。それなのに、うちの嫁はなんという人だろう。お膳もろく...
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人を蔑み見る信仰心になっていないか?(後半)

(つづき)”自分がよくてお前はだめだ”という想いがもうすでに、神さまのみ心ではないのです。その一番肝心なところがわからないのです。 人を蔑むという、一番悪い想いを持ちながら、自分は信仰が深いと思っている。それは間違いです。 耳の痛い人もある...
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もがきなさんな

(前略)一番いけないことは”とらわれ”。 よくなろう、よくなろうともがきなさんな。 もがかなくたって、世界平和の祈りをしていればよくなるに決まってるから……。 よくなろう、よくなろうともがくと、もがくことそのものが業になるから、それで苦しむ...
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比較の無意味さ

(前略)意地の悪い奴、嫌なヤロウというのは、消えてゆく姿です。「あいつより俺のほうがいい、あいつはだめだ」、それも消えてゆく姿です。そう思いがちです。 いい人でもたいがい比べて見ます。 他人と自分を比べて見るのは、業のくらべっこをしてるんで...
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いのちそのままを生かすためには

(前略)いのちがそのまま生きていることが一番いいわけです。 いのちそのまま生かすためには、肉体にとらわれ、想いにとらわれ、言葉にとらわれ、うまくやらなきゃいけない、こうしなきゃいけないという想いを、思慮分別をいっぺん無くすことです。 そうし...
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すべての如来がそろうとき

今までは片半端で、一つ一つ自分の宗派の神様のことをいうのですが、弥勒なら弥勒だけが救うとか、イエスキリストならイエスキリストだけが救うとか、という事になるのだけれど、そんな一つのものでは救われっこないのです。 今まで出たすべての菩薩が全部揃...
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”在る”という当たり前の認識

(前略)人間というのは変なもので、「いけない」と言われると、余計そうしてしまうものです。 お菓子屋の子供は、お菓子は年中食べられるでしょ。だからお菓子を見たって、つまみ食いをしないですよ。もう年中食べられるから、おかしくって。(笑) それと...
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たゆまざる“いのち”の洗濯を①

(前略)祈りというのはいのちの洗濯、いのちを顕(あらわ)す、宣(の)り出すこと。 ほこりや汚れがいのちにくっついて、魂が汚れてたわけです。人間の一言一言は汚れなんです。それを原罪というんですよ。 人間は太初(はじめ)から汚れている。要するに...
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