(つづき)もうね、いくら説教したっていくらやったってそれはダメです。いくらどんな仏様の説教しようと、キリストの説教をしようと、誰が出てこようとダメです。
イエスがここに出てきたって、お釈迦様がここにそのまま出てきたって、どんないかなる聖者がここに出てきたって、それではダメなんです。
やっぱり科学力というものがないとダメなんです。その科学力を一生懸命にこの世界に樹立しようと、寝る目も寝ないでやっておりますから、どうぞご安心ください。(拍手)
再び言いますけどね、思案ばかりしてやらなければダメですよ。どんな小っちゃなことでもおやりなさい。
「世界人類が平和でありますように、そんなことやったって大丈夫かしら。そんなことできるかしら」、それはダメなんです。「ああ、そう言われた。やってみよう」、損はないんだから、こんなもの、何にも腹が減るわけじゃないんだよ。くたびれるわけでもなんでもない。
「世界人類が平和でありますように」、なんでもない、ね、損は一つもないんですよ。だからおやりなさい。1回よりも2回、2回よりも3回、1日よりも2日、2日よりも3日、3日よりも4日、だんだん光が強くなります。
やらなきゃダメ、やらなきゃ。
やらないで理屈を言ったって何にもならない。やることです。すべてはやることです。
一番いけないのは評論家ぶることです。やらないで理屈ばっかり言う。「あれはダメ」、「これはダメ」、「ああじゃない、こうじゃない」……。
そんなこと一体なんになるか。(つづく)
ある日の五井先生のお話より