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我在るが故にすべて在り②

(つづき)その絶対の光の分かれがここに来ているだけであって、実在するものは宇宙神なんですよ。

わかりますね。

逆に言い換えますと、宇宙神から分かれて自分がここにいますね、誰でもいるでしょ。

そうすると、自分の他に人がいるわけじゃないんですよ。

人がこうやっているけれども、実は、それは自分が見ているのであって、自分がいなきゃ無いでしょ。

この目だって、こうやってふさいだら見えやしない。

眠っていれば何もわかりゃしない。

同じく、自分がいなきゃ無い。

我在るがゆえにみんなが在るんでしょ。

そうすると、この世の中に在るものは自分だけなんです。

いいですか。

自分ただ一つが在る。

宇宙神の中の自分が一人在るだけなんです。

ここにね……。

だからいいことも悪いこともね、誰の責任でもない。

自分の責任なんです。

だから自分が偉くなるより仕方がない。

わかりますね。

自分の心を正しく、本当に神のひびきと一つにすれば、自分のまわりに現われてくるものは、すべて神のみ心が現われてくる。

みんな神さまの心になって現われてくるわけです。

だから自分の前にどんな悪い人が出て来ようと、それは自分のものなんですよね。

自分のひびきがそこに現われてくる。

現われて来たものに文句言うより、自分に文句言う方がいいけれども、文句言っても仕方ないから消えてゆく姿にして、世界平和の祈りの中に入れちゃいなさい。(つづく)

五井先生のお話し 昭和37年4月